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■キラー・ゲーター
評価:
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アメイジングD.C.
¥ 3,494
(2011-11-02)

原題:Xtinction: Predator X'/Alligator X
監督:アミル・ヴァルニア
制作:2010年 アメリカ

『ジョーズ』が「サメの正面顔」というサメ映画ビジュアルのスタンダードを作ったように、横向きワニがかぱぁと口を開けているこの『キラー・ゲイター』のビジュアルはワニ映画のスタンダードとなるのだろうか?
ならない。
なぜなら、本作より前の2007年に『ディノクロコダイル』や『ラプター』がすでに同じことをやっているからだ。みんな考えることは一緒。

監督は『アウトブレイクX』『キラースネーク』のアミル・ヴァルニア。一度でも人喰い映画を撮った監督は、その後もまた人喰い映画を撮ってしまいやすいの法則は健在。
舞台はアメリカ南部のとある町。大きな沼がひろがる土地で、たくさんのワニが生息している。この町へ20年ぶりに帰ってきたローラは、亡き父の土地でクルーズ業を営んでいた。そしてなぜか、ローラの別れた夫チャールズもやって来ている。元生物学者のチャールズは、トラのクローンを作ろうとして大学を追放された人物だ。何しに来たのかはなんとなく想像がつこうというものだろう。
こうした状況の中、町では獣害による住人の惨殺事件が起こりはじめる。やがて、ローラもその事件に巻き込まれていくのだった。
謎の獣の正体は、DVDジャケに思いっきりワニが描かれているのでまあワニなんだけど、ちょっと違う。詳しくは見てのお楽しみ。

なんとか怪物をズタズタにして町に平穏を取り戻したところで、ローラは新しい彼氏の保安官にこんなことを言う。
「寿司が食べてみたいわ」
意味わかんないよね。それに対して保安官はこう言う。
「SUSHI? この事件の直後に寿司とはたいしたもんだ」
ようするにナマモノつながりってことなんだろう。外人さんの寿司に対するイメージがよくわかる。
| とみさわ昭仁 | ワニ | comments(0) | trackbacks(0) |
■フローズン
評価:
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ポニーキャニオン
¥ 3,009
(2011-01-07)

原題:Frozen
監督:アダム・グリーン
制作:2010年 アメリカ

 もしも!! スキー場のリフトに取り残された状態で係員さんが電源を切って下山しちゃったとしたら──!?
 そりゃ下の雪がまだ柔らかいうちに飛び降りるか、着ているウェアをつなぎ合わせてロープにしてそれを伝って下へ降りるよなあー。普通ならそう考える。でも、この映画の主人公たち3人はバカなので、つまんない痴話喧嘩をしたりしてるうちに日が暮れて、雪面はどんどん凍りついて飛び降りられなくなってしまう。助けを呼んでも声は届かない。素手で安全バーを触って貼り付いてしまう。おまけに腹ぺこウルフもやってくる。
『オープンウォーター』シリーズなどと同様の、取り残されて極限状況に陥るシチュエーションスリラーだ。ただ、この『フローズン』の主人公たちは係員を騙してリフトにタダ乗りするような連中なので、どんなにヒドい目に遭ってもあんまり同情はできない。ゆえにサスペンスとしては弱い。でも逆に考えれば良心の呵責を感じることなく彼らの悲劇を楽しめるわけで、むしろありがたい。
 まだリフトが動いていたとき、呑気に「どんな死に方がイヤか」を語り合う3人。やっぱ何物かに喰われて死ぬのがイヤだよね……って、露骨に伏線な方向へ会話が流れていくと、オタクなジョーは「喰ってから1000年で消化するサーラックがイヤだ」てなことを言う。サーラックってのは『スターウォーズ』に登場する巨大アリ地獄みたいな奴ね。たしかにあいつには喰われたくないわー。
 結局、サーラックじゃなくてオオカミくに喰われたジョーくん。肉食のオオカミは人間の20倍も高濃度の胃酸を分泌するので、軟骨なんかも素早く消化されるんだよね。よかったよかった。
| とみさわ昭仁 | イヌ | comments(2) | trackbacks(0) |
★人喰いニュース(2011年12月17日)
 ■ネズミの三倍の重さ 世界一重い昆虫 無理無理無理無理。

「人肉を食べてみた」 オランダのテレビ番組司会者が番組内で互いの肉を食べあって実験、物議を醸す どこまで食べあっても死なないか実験してみせてよ

人間を食べるときの注意事項など。 おいしそうな気がしてきた。

5メートルの大蛇の腹を切ったら消化されてない鹿がそのまま出てきた ヘビは牙しかないから咀嚼できない

凶暴ザルに襲われ格闘、取り押さえたが死ぬ サル対70歳

【大洪水】とんでもないワニが脱走、捕獲されている件 当初タイだと言われたけど、フィリピンだった模様

スーパーの中でマンボウが死んでるw 新妻がこれを買って帰って華麗にさばく

【Youtube】Bear Gets High On Mushrooms クマ対ベニテングダケ
| とみさわ昭仁 | ★人喰いニュース | comments(0) | trackbacks(0) |
■メガ・シャーク vs ジャイアント・オクトパス
■150万年前のケンカの続きをさせてあげよう

原題:Mega Shark vs Giant Octopus
監督:ジャック・ペレス
制作:2009年 アメリカ
[巨][ス][続]

 おそらく最初はネタ切れ打開のための苦し紛れから生まれたアイデアだと思うのだが、『○○○○対△△△△』という、2体の怪物を戦わせるスタイル(それをタイトルにしたもの)が、人喰い映画業界でのひとつの勢力を形成しつつある。古くは『キングコング対ゴジラ』や『エイリアン vs プレデター』なんてのがあり、これらには有名なモンスター同士を対決させることでファンの期待を煽る、という効果がある。

 その延長上に本作『メガ・シャーク vs ジャイアント・オクトパス』もあるわけだが、いくら異質なものを組み合わせたところで、サメもタコも人喰い映画的に新鮮なネタとは言い難い。そこで制作者たちがどうしたかというと、どちらも極端にデカくしたわけだ。その結果、人喰い映画だか怪獣映画だかよくわかんない映画が出来上がったのだった。

 アラスカ沖チュトコ海。どこぞの軍がヘリから海中に低周波探知機を投下し、何かの極秘実験をしていた。なんの実験だかわからないが、極秘だから仕方ない。この低周波の影響で、鯨の群れが狂い出してしまう。海洋学者のエマ・マクニールは、潜水艇で海中探査をしている最中に偶然この鯨の集団暴走を目撃する。

 狂った鯨たちは氷塊に体当たりすると、割れた氷の中から何かが姿をあらわした。それは、150万年前に封じ込められていた2匹の巨大生物だった。すなわち、メガ・シャークとジャイアント・オクトパスだ(長いので以下、サメとタコと呼ぶ)。

 このあと、2匹は離ればなれになり、タコは油田プラントを襲い、サメは飛行中の旅客機に襲いかかる。低空飛行のセスナじゃないんだ。高度1万メートルを飛ぶ旅客機だよ。「え?」と思うよね。思わずDVDプレイヤーを巻き戻して見直したもん。このあたりから、もうこの映画が尋常な企画の元に作られたものでないことがわかる。

 主人公のエマ(懐かしやデビー・ギブソン)は、日本から応援にきた科学者のドクター・シマダとあっという間に恋に落ちる。怪物2匹の対策もままならないというのに、激しく乳繰り合うふたり。事後のピロートークでお互いの“匂い”が好き……とかなんとか囁き合っていたところで、いいアイデアを閃いてしまう。「フェロモンでおびき寄せよう!」って。それは別にかまわないんだけど、周りの人にこのアイデアをどうやって思いついたのか尋ねられたらどうするんだろうかね。

 ま、そんなこんなで2匹をおびき寄せ、あれやこれやの戦いがあって、最後はそれほど驚くような展開にもならずに平和が取り戻される。人類の危機はふたりの体臭が救ったというわけだ。

| とみさわ昭仁 | その他-詰め合わせ | comments(1) | trackbacks(0) |
★人喰いニュース(2011年10月12日)
ご無沙汰しております。

■“巨大人食いイノシシ”大暴れのモンスタームービー『人喰猪、公民館襲撃す!』予告編
 10月22日よりシアターN渋谷にて
■『人喰猪、公民館襲撃す!』ハードコアチョコレート&テロファクトリーとのコラボTシャツ発売 これ欲しい。
■“韓国のアンジー”主演! 初の本格3Dアクション『第7鉱区』のポスター&予告動画が公開 怪物がしつこくておもしろいよ。
■池に人食いザメが棲むゴルフ場 なんかおもしろいお話が作れそうだな。
■洪水でワニ100匹脱走 タイとかベトナムとか、しょっちゅう洪水でワニが逃げてるよ。柵、低いんじゃないの?
■獅子は千尋の谷に落ちた子供を救助することが判明 谷底ライオンは都市伝説。
■“人食い殺人鬼”ハンニバル・レクターのTVドラマ制作へ レクター博士役は未定。
| とみさわ昭仁 | ★人喰いニュース | comments(2) | trackbacks(0) |
■メガ・ピラニア
■映画の完成度さえも破壊する破格の巨大魚

原題:Mega Piranha
監督:エリック・フォルスバーグ
制作:2010年 アメリカ
[巨][群][乳]

 そこは南米の大河、オリノコ川。ひと組のカップルがやって来て水に入る。もちろん目的は水中セックス。だが、そこにピラニアの大群がやって来て、二人は乳繰り合うヒマもなく食われてしまう。人喰い映画の導入部としては見慣れすぎた光景。
 一方、別の地点では、お金持ち風の御一行様がボートでオリノコ川を上っている。アメリカ大使と、ベネズエラ外相だ。両脇にはトップレスのおネーちゃんをはべらせている。で、この人たちもやっぱりピラニアに喰われてしまう。それもボートごと!
 アメリカ本国では、大使が消息を絶ったのは何らかの陰謀に巻き込まれたのだと判断し、特殊部隊員ジェイソンをベネズエラへ送り込む。こいつが、現地で知り合った三人の生物学者と力を合わせて人喰いピラニアに立ち向かうわけだが、このピラニア、どこかおかしい。それもそのはずだ。なぜなら、食料自給率を上げるために遺伝子操作していたピラニアが逃げ出して、36時間ごとに2倍の速度で成長しているから! と、事情を知っている博士たちはペラペラ教えてくれる。
 最初のうちは、他のピラニア映画と同じく“群れの脅威”だったものが、巨大化していくうちに群れとか関係なくなって単なる怪獣化していく。しかも、いつの間にか心臓が2つになり、両性に進化し、空まで飛べるようになって、映画はますます混沌の度合いを深めていく。こいつらが町を襲撃するシーンの絵面はマヌケで素晴らしい。クライマックスでは『ディープブルー』の“あのシーン”をヘボくした感じの名場面もあって、なかなか楽しめる良作だ。
| とみさわ昭仁 | 魚類 | comments(5) | trackbacks(0) |
■人喰いTシャツのご案内
辰巳出版より『人喰い映画祭』を刊行した際に、寺田克也氏に描いていただいた表紙イラストがTシャツとなって、オンデマンドTシャツショップ「TEE PARTY」にて販売中です。 価格は1着3500円(税別)で、送料は無料。 寺田克也ブランドの他にも、「TEE PARTY」には映画評論同人誌『Bootleg』のブランド「Bootleg Wear」シリーズもあって、こちらにはデザインコンセプトでわたしも参加しています。よかったらチェックしてみてください。
| とみさわ昭仁 | ★人喰いニュース | comments(0) | trackbacks(0) |
■シャーク・イン・ベニス
原題:Shark in Venice
監督:ダニー・ラーナー
制作:2008年 アメリカ

■サメの都で冴えない中年男が宝探し
 水の都ベニスで、水路の底に潜って何かしている連中がいる。ドブさらい……なわけはなく、水の底から掘り出した看板には「メディチ家」とか書いてある。そう、メディチ家の失われた財宝を探しているのだ。と、そこにあらわれる人喰いザメ! なんでこんなところにサメが? との疑問にはちゃんと理由があるんだけど、それはさておき、宝探しをしているメンバーは無惨にも喰われてしまう。そのうちの一人が主人公のお父さん。父の死の謎を解き明かすためにやってきた主人公フランクは、偶然にも財宝のありかを発見してしまい、マフィアに追われたり、サメに襲われたり、散々な目に遭うのだった。
 だいたいの設定とかストーリーの流れからすると、主人公はトム・クルーズか、ハリソン・フォード的な役者がやるべきだと思う。もちろんその二人はどう考えてもギャラ的に折り合いがつかないので無理なんだけど、ならば似た雰囲気の無名な役者でもいいと思うんだよね。ところが、どうしたわけか主役のフランクは腹がブヨブヨのうえに、さほどハンサムでもない中年のおっさんなんだな。これはいったいどうしたわけか。おまけに婚約者ローラを演じたヴァネッサ・ヨハンソンも、美人には違いないけど最初から最後までずーっと無表情で、まったく演技というものをしない。しなさすぎて、むしろ何かの伏線なのかと不必要にドキドキしたぐらいだ。演技できないなら、せめて脱ぐか、派手にサメに喰われるかしろい! と思った。
 
| とみさわ昭仁 | サメ | comments(4) | trackbacks(0) |
YouTubeで人喰い映画を見よう!
 YouTubeには、これまで違法(あるいは無許可で)アップロードされた映画や、映画の一部分がたくさん存在していて、わたしもけっこう便利に利用させてもらっていましたが、この度、正式に「Movies」というカテゴリが出来て、映画を最初から最後までまるごと配信するサービスを始めたようです。その数なんと400本!

YouTubeが省略なしの完全な映画を無料で400本提供

といっても、絶賛レンタル稼働中の人気作や、劇場公開中の話題作だったりするはずもなく、 YouTubeに上がっているのは著作権の切れたものや、無料でも見てほしいという思惑の感じられる、ある種の作品が中心のよう。
でもいいよねー。だってタダなんだもん!
人喰い映画祭的には、「吸血怪獣ヒルゴンの猛襲」と「蜂女の実験室」の二本が上がっているのがうれしいですよ。

【吸血怪獣ヒルゴンの猛襲】

原題:Attack of the Giant Leeches

【蜂女の実験室】

原題:Wasp Woman

これからも、こうやって幻の映画がどんどん見られるようになるといいな。 もちろん、ただで見られるのはうれしいけれど、わたしは基本的に「好きな映画は買ってでも見る派」なので、こういう映画がいつでも簡単に、安価で、街角で買えるようになるのがいちばんの理想です。
| とみさわ昭仁 | ★人喰いニュース | comments(6) | trackbacks(0) |
『人喰い映画祭(満腹版)』は明日(6/30)発売!
 満腹版
本日、完成した『人喰い映画祭(満腹版)』が我が家にも届きました。3年越しの苦労がやっとこうして形になりまして、感無量ですな〜。ここまで続けてこれたのは、ひとえに当ブログの読者の皆さんのお陰です。ありがとうございました。本書は、明日から全国書店で発売となりますので、どうぞよろしくお願いします。
しばらくレビューの更新を停止していた当ブログですが、めでたく本も出たことですし、近日中にまた再開していこうかと思っています。とはいえ、これまで未見で積んでおいたビデオはこの本に書き下ろしで収録するために片っ端から見てしまったので、すぐに見られる人喰い映画はいまのところ手元にないんですよね。なので、忘れた頃にぽつぽつと更新する程度だと思いますが、どうぞ、付かず離れずお付き合いください。続刊が出せるとしたら5年後ぐらいかもしれません。
| とみさわ昭仁 | ★人喰いニュース | comments(19) | trackbacks(0) |