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■トレマーズ・シリーズ
トレマーズ 原題:Tremors, Tremors2 : After Shocks, Tremors3 : Back to Perfection, Tremors4 : The legend Begins
監督:ロン・アンダーウッド(1), S. S.ウィルソン(2,4), ブレント・マドック(3)
制作:1990,1996,2001,2003 アメリカ

 一部の好きモノの間では「陸(おか)ジョーズ」と呼ばれ、まるで床上手のように親しまれているモンスター映画の大傑作。主役の怪物は、けっこうな巨躯でありながら地中を自動車並みの速度で移動して、わりと気軽に地上へ顔を出したり引っ込んだりするという、生物学的にも土木学的にもかなり無理のある能力設定なんですが、演出がうまいのでなんとなく納得できてしまうんですね。思ったほど違和感がなくて、素直に怖がることができます。
トレマーズ2  とくに、アメリカ南部の晴れわたった青空からくる開放感と、怪物の攻撃による逃げ場のない閉塞感という矛盾した状況をうまく共存させたシナリオは、見事のひと言。おかげで低予算ながらも大ヒットして、シリーズは4作目まで作られました。

 ケビン・ベーコンが主役を張った1作目だけでも充分に素晴らしい出来だと思いますが、やはり全4作を通して鑑賞してこその『トレマーズ』だとも言えます。
 全編を貫くキーワードは“進化”。たとえばシリーズが進むごとに、怪物はその形態を進化させていきます。1作目では巨大人喰いミミズ「グラボイズ」だったのが、2作目では脱皮して小型の人喰いダチョウ「シュリーカー」に進化し、3作目では羽根が生え、体内の燃料をケツから噴射する「アスブラスター」となって空を飛ぶのです。
トレマーズ3  また、主人公も進化します。
 1作目はバル・マッキー(ケビン・ベーコン)。2作目ではバルの相棒役を務めていたアール・バセット(フレッド・ウォード)が主役に昇格。そして、1作目と2作目では脇役ながらも、いい味わいを見せていた銃器狂いのバート・ガンマー(マイケル・グロス)が、3作目にしてついに主役の座を射止めます。1作目を見たときから「ガンマー最高!」と思っていた、心の本棚にコンバットマガジンを並べているようなボンクラ男子には、たまらない展開ですね。しかも、4作目ではなんとそのガンマーの……。
 と、あとは実際にDVDを買うなり借りるなりして、自分の目で確認してください。

トレマーズ4  ちなみにアメリカでは『トレマーズ』は全13話のTVシリーズにもなっているそうですが、残念なことにいまだソフト化されていません。現在、たのみこむにDVD BOX化を希望する署名が挙がっていますので、興味のある方はぜひ投票をお願いします。

・たのみこむ「トレマーズTVシリーズDVD−BOX化!!
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(5) | - |
■人喰山
原題:人喰山
監督、弁士:にいやなおゆき
制作:2008年 28分

 2009年の8/8から9/4まで渋谷のアップリンクXにて「傑・力・珍・怪 映画祭」という上映会が開催されておりまして、その中の一編に『人喰山』という作品があるのを聞きつけ、早速観て参りました。
 上映期間中、メインとなるのは『大拳銃(監督:大畑創)』『魔眼(監督:伊藤淳)』『人喰山』の3本で、毎回この3本を上映した後に日替わりゲスト作品(くわしくは公式サイトを参照のこと)が上映される、というスタイルです。
 肝心の『人喰山』ですが、なんとこれが紙芝居アニメなんですね。どこぞの寒村で起こった連続殺人事件の現場検証にやってきた灰土警部一行が、人喰山と呼 ばれる恐怖地帯で目撃する阿鼻叫喚の出来事、というお話。紙芝居ムービーということで、にいやなおゆき監督自ら弁士を努めているのですが、これがやけにう まいので驚きました。各キャラクターの演じ分けもいいし、なによりナレーション、つまり本来の弁士としての喋りが歯切れよく、声質も耳に気持ちいい。で も、スクリーンで展開される物語はどろんどろんのぐっちょんぐっちょんで、そのギャップがまたよかったですね。どういう経歴の方なのかわかりませんが、今 後も大いに期待できそうです。
 で、同時上映された作品のうち、実はいちばん気に入ったのが『大拳銃』でした。金に困った小さな町工場の経営者兄弟が、やくざからの「拳銃を造ってく れ」との依頼をつい引き受けてしまい……というお話。小池一夫原作、川崎のぼる作画の『長男の時代 拳銃編』なんかもそうですけど、拳銃を密造する話って、どうしてこうもトキメクんでしょう。もちろん本作には映画としての力もあって、低予算の自主制作映 画とは思えない迫力と、余韻がありました。
 2本目の『魔眼』はあまりわたしの趣味ではない映画だったんですが、チラシが“半顔”デザインだったので、むむむ、監督やるな! と思いました。
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(4) | trackbacks(0) |
■ドラゴンファイター 炎獣降臨
ドラゴンファイター 原題:Dragon Fighter
監督:フィリップ・ロス
制作:2002年 アメリカ

 イギリス南部で発見された化石。この化石を元に極秘研究所で再生されたクローン生物は、驚くべきことに伝説の獣ドラゴン(火を吹く)のものだったのだ!
 というように、『ジュラシックパーク』をジュラ紀の恐竜ではなくて、架空のドラゴンでやったような設定です。しかも、閉鎖された施設の中で動体探知機を使って追いかけっこをする、という展開は、毎度お馴染み『エイリアン2』。あの作品のモンスターパニック映画への影響力の大きさを痛感しますね。
 ところで、この映画の最大の特徴は、なんといっても漫画的な「コマ割り」。これは“スプリット・スクリーン”といって、異なる場所を別画面で同時進行的に見せてサスペンスを盛り上げる技法。古くはリチャード・フライシャーが『絞殺魔』で使ったことで知られていますが、本作ではそんなに効果的な使われ方をしているわけでもなく、しかし、それでいてやたらと多用されているのが謎です。画面二分割は当たり前。展開が進むうちに三分割、四分割とエスカレートしていって、そんなにいろんな視点で見せる意味ってあるの? とクビを傾げたくなるほどです。逆の意味での見所と言えますな。
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(2) | trackbacks(0) |
■ザ・ケイブ
ケイブ 原題:Within
監督:オラトゥンデ・オスサンミ
制作:2005年 アメリカ

 恐ろしい映画でした。恐ろしいほどに低予算で、恐ろしいほどに何も起きない映画でした。冒険好きの若者グループが、カザフスタンの洞窟に潜り、その中で恐ろしい目に遭うという、それだけの話。洞窟に侵入し、内部を進むうちにひとりずつ何者かに食われていくわけですが、その怪物の姿を一切見せないので、最初は「もしかして敵は生物じゃなくて洞窟? 世界初の人喰い洞窟映画?」とか思って期待してたんですが、まったく考え過ぎでした。最後に出現した敵の正体を見てガツンとやられましたね。ガツンと来てビックリ。略してガックリですよ。
 この映画で評価したいポイントとしては、なによりも音響でしょう。靴が砂を踏むジャリジャリした音、カラビナなどの装備類がぶつかりあう金属音、何者かが内臓を啜るようなぐちゃぐちゃした音、そして被害者たちの絶叫。そういった様々な“音”が暗闇の中に鳴り響くのです。そう、この映画は度々真っ暗になるんですけど(低予算だから)、その間を音響による芝居が支えているんですね。まるでスミベタに吹き出しだけで1話を描いた全盛期の赤塚不二夫マンガを見るようです。
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(2) | - |
■ミスト
ミスト 原題:The Mist
監督:フランク・ダラボン
制作:2008年 アメリカ

 ちょっとあのラストにやられて思考停止しております。映画館を出た直後なんて本当に身体が震えて、「こんな映画は0点だコノヤロー!」とか思ってたんですよ。24時間経ってけっこう落ち着いてきましたけど、それでもまだ客観視できません。真面目に批判するにせよ、いつもの調子で褒めちぎるにせよ、いまはまだ批評めいたことを言うのはやめておきましょう。まったく困った映画を作ってくれたもんだよ、天才ダラボンめ!
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(5) | - |
■破壊神
破壊神 原題:Cry of the Winged Serpent
監督:ジェイミー・ワグナー
制作:2006年 アメリカ

 麻薬組織に家族を殺されたメキシコ人の若者が、マヤ文明の破壊神エル・カカーニョを呼び出し、わざわざカリフォルニアまで復讐しにいくというお話。DVDジャケにも迫力8割増しぐらいで描かれてますが、この破壊神のデザインが味わい深くていいんですよ。キングギドラが「最近あんまり食欲なくて痩せちゃってさー、首三本あってもひもじいだけだから二本減らして首一本にしたよー」と言ってるみたいな。その割にはよく人間を喰うんですけどね。
 ところで、映画が始まって、わたくしとてもビックリしました。破壊神にじゃなくて、冒頭に出てくるお屋敷に、です。木造白塗りで外壁や柱に赤い縁取りがしてあるという、なかなか特徴的な外観のお屋敷なんですけど、これ、『コモドリターンズ』に出てきたのと同じ建物ですよ! いや、似てるだけかなーなんて思ったりもしたんですが、でも、物語が進むうちに『コモド』シリーズで見事な喰われっぷりを披露していたグローリ=アン・ギルバートが巨乳検死官の役で出て来たりしたので、これは確信に変わりましたね。この共通点を指摘したのは、おそらく人喰い映画祭が世界で初めてかもしれませんぞ!(だからなんだというのか)。

hakai ▲こちらは『破壊神』。問題のお屋敷が登場する場面です。

komodo ▲んで、こちらは『コモドリターンズ』のお屋敷。やっぱ同じだ!
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(0) | - |
■ザ・グリード
ザ・グリード 原題:Deep Rising
監督:スティーブン・ソマーズ
制作:1998年 アメリカ

 90分で3000人。喰って喰って喰いまくれ! ……というキャッチコピーが素敵すぎる人喰い軟体生物映画。劇中では「カンブリア紀に生息していた肉食性蠕虫(ワーム)の一種」と説明されますが、結局なんだかわかりません。巨大な人喰いタコ(もしくはイカ)とでも思っておけばいいでしょう。とにかくこいつがものすごい食欲で、豪華客船の乗客3000人を一瞬にしてぺろりと平らげてしまうのです。で、モンスターが「豪華客船おかわり!」とか思ってるところへ、タイミング悪く主人公たちが出くわしてしまうわけです。
 主人公を演ずるのは、『ジョーズ・アタック』や『ホットゾーン』などでもお馴染み人喰い映画スターのトリート・ウィリアムズさん。一般的には『ヘアー』のバーガー役と言った方が通りがいいでしょうけれど。
 本作は、もちろんCGIで描かれたモンスターも見所なんですけど、それ以前にまずパニック映画としての完成度が非常に高いですね。テンポのいいアクション、歯切れのよい演出、そして最後の最後まで容赦のない展開。いま思えば、わたしが人喰い映画の魅力に開眼したのって、この映画をロードショーで見たときからだったのかもしれません。
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(7) | - |
■クローバーフィールド
クローバーフィールド 原題:CloverField
監督:マット・リーブス
制作:2008年 アメリカ

 公開初日に観て参りました。少しでもなんか言うとネタバレになりそうなので、内容については、いまはまだ何も言いません。いろいろとね、不満というか、欠けている部分の多い映画だと思うので、今後かなり否定的な意見が出てくるんじゃないかと思います。それを承知のうえで、それでもあえてわたしはこの映画を支持する覚悟を決めました。

 これは大傑作だと思う!

 たとえば『ツイスター』なんかは、ストーリーはゼロに等しい映画なんですけど、竜巻の脅威が圧倒的な映像で実写化されていて、その快感だけで無数の映画を上回る価値があると思うのですよ。もちろん、同じレベルの映像があって、なおかつストーリーもすぐれた映画が出てきたら、その地位はあっさり覆されるわけだけど、残念なことに『ツイスター』よりすごい竜巻の映画は いまだあらわれていないわけ。
 だから、それと同じ理由で『クローバーフィールド』も、このジャンルでは、これまでになかった脅威が実写化されていて、鳥肌ものの映画になってるのですよ。これを越える“ストーリー”の映画は無数にあるけど、映像が与える衝撃という意味では、現時点ではこれが最高だと思います。

 ちなみに掲載した画像は、すっかりお馴染みとなった『クローバーフィールド』のポスターを、いま流行りの幕末古写真ジェネレータにかけてみたものです。幕末のマンハッタンでこんな大惨事が! みたいな。

 CLOVERFIELD 公式サイト
 デカイ!『クローバーフィールド』の……
 幕末古写真ジェネレータ
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(2) | - |
■サウンド・オブ・サンダー
サウンド・オブ・サンダー 原題:A Sound of Thunder
監督:ピーター・ハイアムズ
制作:2004年 アメリカ

 ブラジルで羽ばたいた蝶の影響が、遠く離れたテキサスに台風を引き起こす、という気象学者ローレンツの理論は“バタフライ効果”として知られていますが、これを地理的な距離ではなく、時間的な距離に置き換えたのが、レイ・ブラッドベリの『いかづちの音』。で、短編ながらもスケールが大きすぎて映画化不可能と言われていたブラッドベリの原作を、ムリヤリ映画化したのがこの作品です。
 2055年、時間旅行の技術が発明された未来。金持ちの道楽者を6500万年前へタイムスリップさせて、恐竜ハンティングを体験させるビジネスが始まっていました。恐竜を撃つといっても無闇に射殺するのではなく、直後に死ぬ運命にある恐竜だけを選んで撃つので、歴史には影響しないという理屈です。ところが、ちょっとしたアクシデントによって時間旅行者が過去に小さな傷をつけてしまい、それが大きな変化の波となって現代に押し寄せるのです。
 物語自体はあまり大風呂敷をひろげず、登場人物を少なめにしたせいもあって、こじんまりとまとまった楽しい映画になっています。冒頭に恐竜が出てくるので、こいつが人を喰うのか〜! と期待していたらそうではなく、中盤に登場するヒヒとトカゲが合体したような生物が期待に応えてくれます。こいつの造形がすごくいいんですよね。このヒヒトカゲをもっと活躍させてくれれば、隠れた名作になれたかもしれません。
| とみさわ昭仁 | その他-未知生物類 | comments(0) | - |
■モンスター・イン・ザ・クローゼット 暗闇の悪魔
モンスター・イン・ザ・クローゼット 原題:Monster in the Closet
監督:ボブ・ダーリン
制作:1986年 アメリカ

 毒々シリーズで知られるトロマの製作によるバカ映画です。トロマといえばストーリーの整合性など無視したバカ展開が売りなのはもちろんですが、他にも“不道徳”という重要なキーワードがあります。1作目の『悪魔の毒々モンスター』なんかその最たるもので、盲人女性に暴行したり、サイクリング少年を轢き殺したり、やりたい放題ですよ。んで、この『モンスター・イン・ザ・クローゼット』でも、盲人が盲導犬を虐待するシーンが本題とは関係もなく登場したりして、観客を不思議な気持ちにさせてくれます。
 肝心のモンスターは、いつのまにかタンスの中に棲みついたという設定の人喰い怪物。こいつが、タンスの前を通りかかった人間を引っ張り込んで喰っちゃうのです。あちこちの家で人が襲われるので、何匹もいるのかと思ったら1匹だけなんですよね。どうやらタンスの奥が亜空間的につながっていて、いろんな家に出没しているらしいです。とんだナルニア国ですなあ。
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